馬の頭の走り書き

書いているケモノ小説(BL含む)のこと。あるいは、たまに読書日記とかプログラミングとか。

実射影平面の三次元空間へのはめ込みとか

進むほどうへえ。 円城塔『Boy's Suface』 Self-Reference ENGINEでおなじみ、円城さんの短編集。この本も聞いてはいたけど訳が分からなかった。後半に行けば行くほど。短編進めば進むほど。お話のなかがひっくり返って意味が分からない。っていうかこの本、…

無題

読み終わったのは先週の木曜日頃ですが、時間がうまくとれずこんなに経ってしまった。 C.W.ニコル『風を見た少年』 動物たちと言葉を交わし、その中で風を見ることを覚えた少年が、ある独裁国の革命に関わっていきそれを終わらせるまでの顛末のお話。 人間が…

十番目の惑星と騒がれてたなあ。

風邪ひいちゃったよー。 泉和良『セドナ、鎮まりてあれかし』 購入に至ったプロセスは割とはっきり覚えている。 いつものように、買う気もないのに最寄りの書店に入り、海外作家エリア(となぜか創元/早川がまとまっている)を物色しはじめ、背表紙のタイト…

Wish you were here.

大阪帰りの新幹線内で読んでました。 中村航『あなたがここにいて欲しい』 三編入った短編集。「青春恋愛小説」のうたい文句に惹かれ買った。僕はどうも、「青春」のキーワードに弱いらしい。 小さい頃に見たゾウとお城と想いその他を胸に抱えて、ヤンキーに…

決死の車避け

最近、結構読んでいる気がするぞっ。そしてダグラス・アダムズ的文章のなんたるかを忘れつつあるので、またH2G2を読まねばなりますまい。 ポール・オースター『ティンブクトゥ』 死期迫る放浪のへっぽこ詩人ウィリーは、自分が死んだ後速やかに新しい主人を…

It's so new!

ついのべにちらりと話を書くつもりが、なんだか読み始めてしまったのだった。2時間ちょっとかかっちゃったけどね! 羽田圭介『不思議の国の男子』 男子高生の主人公がつきあっている相手はS、自分もS。さらには2歳下であることを偽って高校3年生の彼女と挿入…

ほのぼのSFかと思いきや

おもしろいので徹夜しそうになったよ! ロバート・J・ソウヤー『占星師アフサンの遠見鏡』 恐竜の一族キンタグリオが中世ヨーロッパ風の文明をつくって暮らしている世界で、見習い占星師の少年アフサンが遠見鏡を手に入れて夜空の真実を知ったこととその顛末…

ソーラーセイルその他

数日前に読み終わった。 アーサー・C・クラーク『太陽からの風』 ソーラーセイルが出てくるということで買った、クラークの短編集。数ページのものから中編と呼べるものまで、18の短編がはいっている。SF短編集というより、短編作品集といった内容のもの。作…

心理学?

最後に読んだのはたぶん中学生くらいだったかな、そんな本です。 このとき、筒井さん初体験。 筒井康隆『心狸学・社怪学』 短編集。強烈な話が多い。ウンコ板とか二千人斬りとかレイプとか虐殺警官とか。『原始共産制』、最後の部分好きだなあ。学生運動の話…

そんなに発狂してない宇宙

今回はこれ。 フレドリック・ブラウン『発狂した宇宙』 「SFの徹底したパロディ」という裏表紙のうたい文句に惹かれて購入した本だった。どう来るのかなあ、と思いながら読むと、月へ行くロケットがなぜか地球に落ちてきて、落下地点にいたSF雑誌編集者が別…

でもやっぱり光の翼

神林長平『戦闘妖精・雪風〈改〉』 なんで今まで読まなかったのかが悔やまれグッドラックを買うことが強く推奨される状況に陥った。 南極点にある『通路』の向こうから攻めてくる異星体ジャムから地球を守るため組織されたフェアリィ空軍の戦闘機・雪風とそ…

ストーリーあらざるストーリー

なんだかひさびさに。 イタロ・カルヴィーノ『柔かい月』 かなり奔放な空想をする人なんだなあ、という第一印象だった。三部構成になっていて、それぞれの部でコンセプトが少し異なる、ということはつまり、空想の傾向がことなる。 第一部はQfwfq氏という人…

今日のお昼ごろまでに書いてた話の冒頭を乗っけてようと思います。 書いただけでまだ推敲もしてなく、プロットの4分の一だけですが、書き終えたのでお蔵入りする前にさらしてヘンなプレッシャーを作っておこうかなあという計略です。ちなみに完成したときに…

でぃれんま

長く開いてしまいました。更新はないです。すみません。 気持ちとしてはとても書きたいのに、事情から書けないというのはつらいものです。 そのくせ、ふだんはだらけてさぼっている。 ぼくの、書くことへの気持ちはその程度なんだろうかと思うことがたまにあ…

CA

昨日更新しましたすばるです。 自分にがっかりしながら、今日も書きたいそんな夜です。 今回のは、あとがきにも書いていますがtwitnovelで書いているものの番外編です。 まあ用は4分割すればいーじゃんという落ちが書きたかっただけの話です。 つぎはいよい…

おサボり

こぶさたですが、わたしは元気です。 近ごろもの書き活動をかなりサボってしまってますが、また新たなのを書いています。 今回はお江戸な感じで、ピクシブというところの企画に間に合えばいいなと考えながら、今日書き始めました。 おサボりが長かったわりに…

森の世界で

とある森世界のズシ地獄。 プレイヤーの手による間引き(≒淘汰)はすごく大事。

銀河の東外縁

コミケ後初の更新です。 今回のお話は、なんだか民族っぽいショタエロでごます。 肩のこらない、何も考えなくて良いようなエロをと考えて書き始めたのですが。 間があいたことなどあって、しょんぼりな出来になってしまいました。 次を書きたくて、あと筆が…

Parademonise

近くにブックオフがあたらしくできたので(半年くらい前に)、仔猫のミルクを買うついでに行ってみた。 まずはハードカバー105円エリアをエクスプロール。 宇宙のランデブーやら悪童日記やらなんやらをつかもうとする手を叱咤しつつも、さらりと一冊。 『犬…

偏見通りに。

ごぶさたでございまする。 ブログってどうも何を書いて良いのか分からないので、書けるときは書ける、書けないときはまったく書けない。 そういう認識をしておりまする。 ゆえに、今は書くことがあるということになるしょうめいしゅうりょうきゅーいーでぃー…

人生初、同人イベントの巻

人生初の同人イベントはなんと夏コミ。 死ぬんじゃないかと思うほどの暑さ、人混み、行列で驚くことばかりでした。 西の会場に入ってケモノエリアを見つけたとたん、頭が真っ白に(興奮とか、暑さとかめまいとかで)なって、ほしいものリストなんて吹き飛ん…

一段落

ええと、同人誌に寄せる原稿を提出しました。 サイトのトップにも書いてありますが、ここでも今一度お知らせを。 DCさん主催の同人誌『Une gotta de la vie』に短編を寄稿させていただきます。 告知ページはこちら。 原稿を通して学んだこと、多かったです。…

牛さん

追加で思い出した、kloonigames。 クリックオンリーの操作で、牛さんを月に運ぶゲーム"Moo at the Moon"。 これもまた、脱力系(少なくとも僕はそう思う)で、オススメなのです。 なんだか昔ハマってたゲームを紹介するだけである点が、まただめだなぁ。

冥王の逆襲

校正中の構成です。 恒星の興盛はうんぬん。 ブラウザのブックマーク、おもしろサイトを見つけるとすぐに突っ込むタイプでして、未整理のものがたぶん1000をこえております。 ちょっとだけそれらを漁っていたところ、懐かしいものを発見しましたので。 kloon…

Now entry without authorization!.

メトロイド・フュージョンでシークレットラボに近づいたとき、タイトルのようなことを言っておりました。 発売すぐに買いましたが、当時はなんて言ってるのか分からなかったけど、いまなら! ブログキューから取り出して消化するキャンペーンその2。 こんな…

神はパズルを振らない

あれ? 神のさいころが解けない? 融けない? 久しぶりに登場、スバルです。 立て込んでおりましたが、一段落ついたので、たまっていったことを書き垂らしていこうと思います。 (書き垂らす:「書き散らす」のくだけた表現。[出典:『大事燐・第二版』] れ…

64段再帰の旅

OS修復中の、心配で心配で気が気ではないので、ブログ書きます。 え? 原稿書け? 書きます…… やっと読み終わった……。 円城塔『Self-Reference ENGINE』 この本もじゃんだるむさんとこに記事があるので、そちらを参照されたし(「されたし」ってかっk(省略)…

もしゃもしゃ

文章の模写をしたいなと、近ごろ考えています。 読むだけでは身につかない部分もありますし、書き写すという手もあるのだとどこかで読みました。 語彙や表現の幅、思想というか思考(?)を広げていきたいし、「書く」ということへの準備運動にもなるんじゃな…

良心とは

『SFが読みたい』(2007年版)であったりこちらの記事も あって読みました。 伊藤計劃『虐殺器官』 強烈。 長くは語りません。 ざっくばらんに言うと、近未来の世界で多発する紛争の根を探る話。 登場するテクノロジーは多少突飛に映るものの、話にうまく調和…

環境

読んだ本。 小川一水『老ヴォールの惑星』 これほどの作家を知らなかったとは、人生損どころじゃなく、もはや罪かと思った。 それくらいすごい。 短編集で、四編が入っています。 ものすっごくアバウトなあらすじはこんなかんじ。 『ギャルナフカの迷宮』 広…