馬の頭の走り書き

書いているケモノ小説(BL含む)のこと。あるいは、たまに読書日記とかプログラミングとか。

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

森奈津子『からくりアンモラル』

だいたい一年のあいだに見初めて買って、そのまま本棚の肥やしにしてたものをやっと読んだ。 ちょうど『MOUSE』を読み終えたところで『MOUSE』読後のこの心の空白を埋めるには同じようなアンモラルな本がよかろうと考えた故の選択は、どうやら正しかったよう…

牧野修『MOUSE』

ひとづてにオススメされた本ではあるものの、読後は自分で辿り着きたかったという思いが強い。背面のあらすじで確実に手に取っていただろうことがわかるのだからなおさら。 あらまし ネバーランドは子供たちの楽園である。そこにはドラッグをブレンドして体…

アレックス・シアラー『あの雲を追いかけて』

今日読んだ本は、アレックス・シアラー『あの雲を追いかけて』。すごく良い本で、読めてよかった、買ってよかったと思う。 お話の概要は、以下のような感じ。 太陽の周りに地球とは比べものにならないほど濃く厚い大気――空が覆い、その空に浮かぶ島々に人々…

前野隆司『脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? -ロボティクス研究者が見た脳と心の思想史-』

久しぶりのブログ記事である。前野隆司『脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?』をやっと読み終わった。 中断し、読み、中断しては読みで、初めて開いてからだと一年は経ってるかもしれない。じっさいの読書時間自体は数時間だろうけど。 さらっと紹介を…