馬の頭の走り書き

書いているケモノ小説(BL含む)のこと。あるいは、たまに読書日記とかプログラミングとか。

Parademonise

近くにブックオフがあたらしくできたので(半年くらい前に)、仔猫のミルクを買うついでに行ってみた。

まずはハードカバー105円エリアをエクスプロール。
宇宙のランデブーやら悪童日記やらなんやらをつかもうとする手を叱咤しつつも、さらりと一冊。
『犬と山羊の聖なる夜』エリザベス・M・トーマス著
そして、読みたいと思っていたものも何故か発見してしまい、やむなくバッファに追加した。
『青空のむこう』アレックス・シアラー著

そして文庫本エリアで、なぜ神林や小川一水などを置いていないのかと憤慨しつつも、105円コーナーへ。
そこにぼくは楽園の可能性を見た。
異邦人とか変身とかパウロ・コエーリョ的な本がたくさん並んでいて、どれもうちにお迎えしたいと手が暴れるのでポッケにつっこんでその場をしのいだ。
べつに万引きなどしていないのだけど、欲望に打ち震えるさまはきっと怪しさ満点だったと思う。
そして、欲望の赴くままに文庫本を二冊ゲット。
『虹の天象着』瀬名秀明
『チャイ・コイ』岩井志麻子
そしてそこで、これまでもやもやと漂っていたものが明確に形を持った。
「お、おなかいたい……」
どうすればいいのどうすればと考えていると、書籍コーナーの奥に天国(読み:トイレ)への階段(読み:ドア)が。
腹痛も消え去って、改めて棚を眺めていると、長野まゆみフェスティバルかと見まがうほど長野まゆみさんの本が。
いわゆる大人買いというやつをここで発動しようかと悩んだあげく(※105円コーナーです)、少しずつ読むと自己暗示を掛けて一冊だけ抜き取る。
『螺子式少年 レプリカ・キット』長野まゆみ
そしてレジに向かった。のだけど。
早川の棚でクラークの本を発見し、イカロスを思い出し、星食みを思い出し、そのまま購入を決める。
『太陽からの風』アーサー・C・クラーク

詰まるところ、630円のお買い上げでございマース。
欲しかったけどあきらめた本も、いくつもあった。
家の近くにあんなものができるなんて、あそこは楽園であり、そして伏魔殿だと思った。
また行こうとも思った。

ちなみに、本来の目的はCDを見るだけだったのだけれども……。
目的のものが見つかることはなかったのであった。
しゅーげーざーなバンドのCDがなさ過ぎてつらい。
あと、CD買うお金もなさ過ぎてつらい。

いつもどおり、ぐだぐだなレポートでございました。おそまつさまでした。