馬の頭の走り書き

書いているケモノ小説(BL含む)のこと。あるいは、たまに読書日記とかプログラミングとか。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

我が家の世界の中心は、猫だ。

3日前に読んだ本です。 ポール・ギャリコ『猫語の教科書』 副題は『子猫、のら猫、捨て猫たちに覚えておいてほしいこと』 編集者の友人宅に届けられた、一見暗号ともみえる書類の束を翻訳したものだ。書いたのは猫で、しかも雌猫であるとのこと。解読をおこ…

MOS

たぶん今月3冊め。2冊目かな? どちらだかはわからない。 神林長平『言葉使い師』 よくよく考えたら、神林長平の作品を『敵は海賊』『戦闘妖精・雪風』以外で読むのははじめてなのであった。テーマも、文章も、星最大値。とてもすき。この短編集はお気に入り…

ディレイド・カンソー。

まさか一日で読めちゃうとは思いもよらなかったよ。今週の水曜に読んだ本。 今野敏『遠い国のアリス』 パラレルワールドもの。作中にフレドリック・ブラウン『発狂した宇宙』が登場する。「SFファンタジー・ロマン」と歌っていたけど比はSF:ファンタジ…

トースター焼きには最適の日々

本の上部を占める、待ち、そして焼けたトースターのパンを尻尾ふって食べ、眠る、そしてまた待ち……という犬のループ絵がかわいい非常に。 トーマス・M・ディッシュ『いさましいちびのトースター』 森の中の小さな別荘で暮らす電気器具たち。彼らの主人が二…

そう、まってるから。

今回は本、というよりは絵本かな。 伊勢英子『グレイがまってるから』 注意してもらいたいのは、「グレイ」の文字をみて買ったのではないこと。手にとってみて、表紙のシベリアン・ハスキーがとてもかわいらしくすてきだったので買ったまでだ。けれどちょっ…