馬の頭の走り書き

書いているケモノ小説(BL含む)のこと。あるいは、たまに読書日記とかプログラミングとか。

モロー博士の島

こんばんは。

『ノハール』読み終えました。
どきどきさせられ、おもしろかったです。
ただ、コンピュータまわりの小道具はさすがに古くささがにおいました。
1993年発表ということでいたしかたない面もありますが、家庭に普及している情報端末が、精度の悪い音声認識システムを積んだ電話とは……。
でもその他の、車とかモロー(改造動物、作中の獣人)などの設定はなかなかよかったです。
匂いその他獣人ならではの生活上の問題も織り込まれて、なかなかリアルな描写だったと思います。
そして獣人差別などで少し乾いたスラムの街で虎の私立探偵。
ううむ、ハードボイルドだ。
話では、ちょっといいなぁと思っていた人物が2人(?)死んでしまったので、ちょっとショックを覚えつつも後半読んでいました。

(ここから先は英wikipediaがソースです)
この『獣人探偵局ノハール』、著者はアメリカはオハイオ在住のSF作家さんで多数本を書いているみたいです。
そして『ノハール』は改造動物や改造人間のでてくる『モロー』シリーズの1作目で、現在4作目まで発表されています。
2作目、3作目には、『ノハール』で登場した人物が主人公となっています。
『獣人探偵局ノハール』の電撃文庫からの出版時は3作までが出ていて、その時点で続編の翻訳の予定は内容でした(巻末の解説を読む限りでは)。
それでまぁ、おもしろかったし、シリーズを通して読みたくなったわけです。
訳は出ていないので、原書で。
なんといったって、一番新しい4作目はノハールがまた主人公。
僕、気になります。

前に『オオカミ族の少年』を原書で読もうとして挫折してるのですが、今度こそは……。
ということで、たぶん買うんじゃないかなぁ。
でもたぶん試験が終わってからの購入になるでしょう。

モロー博士といえば、『モロー博士の島』もまた読み返しちゃおうか……。
それとも『夏への扉』読もうか……。