馬の頭の走り書き

書いているケモノ小説(BL含む)のこと。あるいは、たまに読書日記とかプログラミングとか。

Stairway to Heaven

原稿一つ目の第一稿をあげて気の抜けているスバルです。
思ったよりも時間のかかった今回の本はこちら。
ポール・プロイス『天国への門』
ハードSFでありながらも冒険活劇の感じも併せ持った作品でした。

砂漠につくられた、パラボラアンテナずらりの知的生物探査基地へ、12光年遠方の星から謎電波がやってきます。
過去にブラックホールに突っ込んで失踪した宇宙船「アクティス」からのものであることが内容から判明。
そこからは、宇宙船がなぜ遠方に現れたのかを説明するモデルが登場します。
ブラックホール、ブラックホールがあついぜ!
通信から宇宙船乗員は、その星の従えるひとつの地球型惑星に着陸を試みたことが判明し、救助アンド探索の流れへ。

星への移動は、前述の理論によりブラックホールを通過して行います。
とある理由から、ブラックホールにうまく引き込まれると地球から見ても時間ゼロで星の近くに出られるといういうので、準備をしっかり、宇宙の旅っ!
そして後はその地球型惑星に着陸してですね、自転がものすごく遅いことだとか、生物の生態だとか、ね!

アツい展開だけれど、惑星に関しての部分はそこまで多くないのがもったいないところです。
せっかくの探検タイムが弱いものだから、ちょっぴりがっくり。
でも、電波が来たところと、ブラックホールのところでおなかいっぱいになれるので満足です!


書こうと四苦八苦しているせいか近ごろ、SFに対する見方がシニカルになってきたような気がします^^;